『shuffleyamamba』豊岡公演
構成・演出・映像・監修 余越保子
ニューヨークを拠点に活動する実験音楽家、ゲルシー・ベルと余越保子の国際共同プロジェクトとして、能の演目『山姥』をモチーフに、アイコンとしての山姥を女性アーティストの視点から検証し、ダンスの歴史と継承にダンサーが身体と魂を巡らせる音楽・映像パフォーマンス作品。
近畿最古の芝居小屋・出石永楽館を舞台にこの秋、世界初演!
共同演出・音楽・出演 ゲルシー・ベル
ドラマトゥルク 筒井潤(dracom)
振付・ゲスト出演 砂山典子(dumb type)
共同振付・出演 上野愛実
大崎晃伸
渋谷陽菜
西岡樹里
福岡さわ実
★作品鑑賞ガイド|shuffleyamamba辞典★
★余越保子ウェブサイト★からインタビューも読めます。
【豊岡公演】
■日時:2019年
10月5日(土)17:30~
10月6日(日)14:00~
■会場:出石永楽館(兵庫県豊岡市出石町柳17-2)
TEL. 0796-52-5300
●電車の場合⇒京都駅からJR山陰本線「特急きのさき」にて江原駅or八鹿駅or豊岡駅下車、全但バス出石行で約30分
●車の場合⇒京都・大阪方面から約2時間30分(八鹿氷ノ山ICから約30分、福知山ICから約1時間)
※会場に駐車場はありません。周辺の有料駐車場をご利用ください。
■チケット料金:(日時指定・全席自由席・整理番号付)
一般=前売2,000円/当日2,500円
学生・シニア(65歳以上)=前売1,000円/当日1,500円
高校生以下=前売500円/当日1,000円
※未就学児入場不可
※学生・シニア券を購入の方は、年齢・所属を確認できる証明書のご提示をお願いします
※一部性的な表現が含まれます。予めご了承ください。
■チケット発売日:2019年8月25日(日)
■チケット取扱:
[電話・オンライン予約・窓口販売]
城崎国際アートセンター
0796-32-3888(受付9:00-17:00 火曜休館)
オンライン予約フォーム
[窓口販売]
出石永楽館、豊岡市民会館、豊岡市民プラザ、城崎・竹野・日高・弘道・合橋地区コミュニティセンター、豊岡市立図書館、豊岡市立図書館但東分館
■託児サービス
ご希望の方は、9月27日(金)までに城崎国際アートセンターへお電話でお申込みください。
(対象:満1歳〜就学前までのお子様)
■お問い合わせ
城崎国際アートセンター
0796-32-3888(9:00-17:00 火曜休館)
info@kiac.jp
■開催クレジット
主催:城崎国際アートセンター(豊岡市)
製作:余越保子、城崎国際アートセンター(豊岡市)
製作協力:鳥の劇場
助成:2019年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業、公益財団法人セゾン文化財団、国際交流基金パフォーミングアーツジャパンプログラム
制作・技術協力:NPO法人プラッツ
協力:出石永楽館、田茂井廣道ほか
京都芸術センター制作支援事業
★振付家からのメッセージ
私は、世阿弥の描く山姥が好きだ。善も悪も、見方を変えれば、それはひとつの森羅万象の現象にすぎない、という哲学が優しく、潔い。また、夫や恋人や子供など、他者を介在することで女性性を際立たせる作品が多数占めるなか、女性の視点のみが物語の中枢を司るという点で、能の山姥は、かなり特殊な作品とされる。その点に共同制作者のアメリカ人のゲルシー・ベルは着眼した。外国人にとっても日本人にとっても、能や歌舞伎は、観客として身近に感じることができても、その訓練法や制度を理解するには敷居は高く、近寄りがたい。しかし、実験音楽やコンテンポラリーダンスの力を借りれば、そこには、越境できてしまう道が生まれる。ゲルシーがお能の摩訶不思議な音楽世界を自身の訓練を背景にしてスイスイと自分のものにして曲作りをしていくプロセスに立ち会うことは爽快だ。一方、作品の演出と振付を受け持つ私は、身体を容器として捉えれば、女の「わたくし」は消滅し、性別を超越した存在そのものへとトランスし、山姥が象徴する森羅万象としての身体が現れるのではないか、と若いダンサーたちに問いかけ続けた。舞台上で様々な移り舞を行い、身体を変身させていくダンサーたちの「成りゆく」プロセスを見ていただきたい。
余越保子
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