仮設覆い屋の建設
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永楽館全体をテントで覆い、風雨時に建物を守ります。 |
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解体撤去作業 |
昭和25年に増築された北側部分や2階の映写室を撤去します。瓦や壁土もすべて撤去し、天井板や床板も一時剥がして骨組みだけを残します。 |
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基礎工事 |
現存する基礎石を大切に残し、全ての床下にコンクリートを打ち、基礎石が動かないように固定します。 |
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木工事 |
著しく傷んだ土台などの部材は取り替えますが、少々の傷みは繕いを施して再使用し、軸組に耐震的な補強を加えて、阪神淡路地震クラスに耐える構造とします。階段は昔の造りで6カ所、板張りの1階桟敷や広間を復原します。 |
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屋根工事 |
瓦は全て新しい銀黒色瓦に葺き替えます。 |
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左官工事 |
壁土ははがし取った古い土と新しい土を半々に混ぜ合わせます。新しい土は出石町桜尾の土を採取し、ワラスサと混ぜた後、昔ながらに半年以上練り合わせます。壁土下の竹も丈夫なものは再使用します。 |
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建具工事 |
2階の窓は昔のようにヨロイ戸に復原します。昔の建具で残っているものは修理して使います。大半の建具が消滅しているので、昔風のデザインで復原します。 |
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舞台機構 |
廻り舞台は忠実に復原して、当面人力で回転できるようにします。幕、音響、照明などある程度の内容で整備します。 |
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防災設備 |
避電設備、自動火災報知器、屋内消火栓を取り付けて火災から守ります。誘導灯、非常放送、非常用照明、非常階段を設置して万が一に備えます。 |